介護職のメリット

私は介護職としてグループホーム6年、デイサービス4年と約10年働いています。入居系と通所系と働いてみて、介護職にどんなメリットがあるのか?を今日はまとめてみたいと思います。

まず、グループホームとは小規模で家庭的な環境で24時間お世話をする施設です。認知症対応型なので、認知症の診断がある方でないと入れません。料理や洗濯を入居者さんと一緒に行うので、比較的身体が元気な方が入ることが多いです。一方、デイサービスは通所サービスともいいますが、日中、車で送迎し屋内の施設でプログラムを楽しんだり、昼食を一緒に食べたりして過ごします。私はデイサービスを二箇所経験しており、どちらも地域密着型という小規模な施設でした。最初はプログラム優先のデイ、現在働いているのはプログラムなどはなく、その場で希望が出たことを過ごしてもらう方針のデイで、昼食も一緒に作ったりと、どちらかというとグループホームに雰囲気が近いです。

さて、介護職は大変、きつい、夜勤もあるし、、、とネガティブなイメージも多いと思います。すごく個人的な意見でメリットをあげていきたいと思います。
まず第一は、私服で通勤できる!ですね。スーツで通勤する介護施設はあまり聞かないですね。デイサービスではユニフォームがありましたが、通勤時は私服通勤でした。毎日好きな格好をしたい、ファッションが好きな方は一般企業より嬉しいのではないでしょうか。

第二は、シフト制だと自由な時間が多い!です。グループホームなど入居系ではシフトのところが多いと思います。土日休みじゃないのは嫌、という方も多いと思いますが(ぼくもそうでした)、実際働いてみると、平日の休みはどこも空いているし、役所の手続きもスムーズ。独身の方などは良いと思います。早番、日勤、遅番、夜勤とありましたが、遅番、夜勤などは日中の時間もありますし、割りと時間を活用できるメリットが有ると思います。

第三は、介護技術が子育てに生かせる!です。私は息子が一人いますが、小さい頃のオムツ替えなどをしながら、介護職やっていて良かった~と思いました。オムツの止め方、便が出たときの対応など。着替えも、手を通してたくしあげてから履かせる等は職業柄、つい無意識にやってますね。入浴介助などもそうですし、体調不良時や緊急時の対応方法なども共通する部分がありますし、薬の知識もある程度あるので塗布薬で悩むときなどは介護の経験が役立ちました。

最後に、結構大きなメリットですが、転勤がないです。大きな法人だと分かりませんが、ほとんどの介護現場ではいきなり知らない地域への転勤はないと思います。そういった意味では、住み慣れた地域でずっと働きたい方にとっては介護職は向いてると思います!

以上、介護職のメリットをつらつらとあげてみました。これを読んで、介護業界も中々いいかも?と思ってもらえたら嬉しいです。

グループホームでの食事

グループホームの食事について。

認知症とともに生きるお年寄りが共同生活する場がグループホーム。

ご飯はどうしてるのでしょうか?

ホームによって違うと思いますが。僕の職場のことを紹介します。

朝 割りと固定。トースト、卵焼き、野菜スープ、バナナヨーグルト。希望聞いてご飯、納豆もあり。
卵焼きは入居者さんに焼いてもらったりしています。

お昼。メニュー会議を開いて、何を食べたいか聞く。うどん、そば、カレーライスなど一皿料理。決まったら、キッチンで野菜カット、盛り付けなど出来る方にお願いする。

良く見学の方々が包丁使わせてるんですか?と驚かれることがありますが、、認知症であっても料理の腕は衰えない人が多いです。主婦だった女性はもちろんそうなんだけど、昔料理してなかった元職人の男性がホームに入って野菜カットを手伝うようになってた、いくつになっても
変化はできる。

夜。肉と、魚日替わりでとってるので、メインはそれで作ります。例えば魚の切身を見せて焼きますか?煮ますか?と聞いたり。あとは、おひたし等の小鉢、煮物、味噌汁、ご飯。これもお米研いでもらったり、野菜カット、盛り付けなどお手伝いしてもらいます。味見も。

グループホームといっても、千差万別。調理室がついて出来合いのを食べるだけ、というところもあります。家事って身体を使うし喋りながらで脳も使うので、料理してるホームの方が老化防止になってるなと実感してます。

もし、グループホーム見学することがあったら、食事はどうしてるか?入居者さんで作ることがあるか?包丁使ってるか?
を確認するといいかもしれません。

ぐるぐるグループホーム

みなさんはグループホームを、ご存じだろうか?

私の働いてる職場はここ。認知症のお年寄りが共同生活を送っている。

老人ホームと違うのか?と思われるでしょうが、、なんて説明したらいいだろうか。

正式名称とか、人数などから説明することも出来るけど、、イマイチ分かりづらくなるんですよね。大木を説明するのに葉っぱから細かく見ていくようで。

ザックリというと、、、じいちゃんばあちゃんのシェアハウスです。

共同のリビング、キッチンに個人個人の個室があるのがシェアハウスだと思うので、まあずれてはないかなと。ただ、認知症の方が入る、というルールなので(正式名称は認知症対応型共同生活介護)、支援の介護スタッフがいる。

一つのリビングあたり個室が九つが基本。九人が一緒に生活するわけですね。
あれ、この九って数字の根拠はなんだろう?ちょっと調べてみますね。

お風呂ももちろんあるけどたいてい一つのリビングに一つ。居室についてるのは私は見たことない。

トイレは、私の職場は3つあるけど、小さいとこでは一つだけってところもあるだろう。

グループホームって、ホーム(家)のグループ(集まり) って書くのに、まるで部屋の集まりだ。ルームの集まり、グループルームが正しいんじゃないか。

これには理由があって、この制度を作るときに参考にした北欧では、各居室にキッチン、トイレ、シャワールームがついてた。それを土地の狭い日本に導入する際に現在の形式になったそうだ。、、とグループホームの研修で聞いた。

それに、シェアハウスって聞くとなんだか共同生活してるイメージが湧きませんか?
みんなで料理作ったり、喧嘩したり。(テラスハウスのイメージ?)

だから思いつきから始まりましたけど、知らない方に説明するのに、意外とピッタリくる説明かもしれませんね。